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利益剰余金って何?

利益剰余金とは、払込資本を運用することによって得た利益のうち、配当せずに会社内部に残したものです。 つまり「配当せずに会社内に留保された利益」とイメージするとよいでしょう。 利益剰余金は、利益準備金とその他利益剰余金に区分され、その他利益剰余金は「任意積立金」と「繰越利益剰余金」に区分されます。 利益準備金は、剰余金の配当を行う際に積み立てられます。 株式会社がその他利益剰余金を原資として剰余金の配当をする場合には、分配したその他の利益剰余金の額に10分の1を掛けて得た額を利益準備金として、資本準備金と利益準備金の合計額が資本金の額の4分の1に達するまで計上しなければならないことになっています。

資本剰余金からその他の利益剰余金を振り替えることはできますか?

その他資本剰余金からその他利益剰余金へ振り替えることのできる額は、決算で承認された貸借対照表に計上された利益剰余金(利益準備金+その他利益剰余金)のマイナスの額と同額までです。

純資産と利益剰余金の違いは何ですか?

純資産の部の資本剰余金は、資本取引(株主との直接的な取引)で生じた金額の一部。 利益剰余金は、その払込資本を利用して得られた結果である利益のうち、会社内に留保されている金額。 剰余金は、その他資本剰余金とその他利益剰余金の合計。 剰余金は、株主への配当などの原資となる金額で、配当などは概ね剰余金の金額以下で行う必要がある。 純資産のうち、株主資本は、①資本金、②資本剰余金(資本準備金+その他資本剰余金)、②利益剰余金(利益準備金+その他利益剰余金)の3つの項目で構成されます。 資本剰余金と利益剰余金は、資本金とともに株主資本の中心となる項目ですから、両者の意味や内容はしっかり区別をして理解することが大切です。 資本剰余金は、資本取引において資本金に計上されないものです。

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